
芸術・体育要員に対する兵役特例の公平性をめぐる議論が再び浮上した。
20日、ソウル汝矣島の国会で行われた兵務庁に対する国政監査で、国民の力党の成一鍾(ソン・イルジョン)議員はボーイズグループBTS(防弾少年団)を例に挙げ、「施行令を変えれば兵役を免除することも可能だった」と主張した。
現行の兵役法によると、「芸術・体育要員」とは芸術やスポーツ分野で優れた業績を上げた人物に適用される代替服務制度で、1973年に導入された。現在はオリンピック3位以上、アジア大会1位、または兵務庁長が認定する国際・国内芸術コンクール入賞者が対象となっている。
この日、成議員は「ノーベル賞を受賞しても文学賞や化学賞で兵役免除はされないのか」と質問。これに対し洪昭英(ホン・ソヨン)兵務庁長は「該当しない」と答えた。
すると成議員は「グラミー賞やビルボード、アメリカン・ミュージック・アワードのような世界的音楽賞を受賞しても兵役免除はない。それなのに“名ばかりの国際大会”で1位になっただけで兵役特例の恩恵を受けた人が過去10年間で約210人もいる」と批判した。
現在、芸術要員として兵役特例が認められている大会は35件あり、そのうち11件は韓国内で開催されている。さらに11件のうち5件は参加者全員が韓国籍の国内大会であることが分かった。
成議員は「BTSのように56兆ウォンもの経済効果を生み出した人々には兵役免除を認めず、国益に大きな貢献をしていない人々が特例を受けている現状を、国民がどうして納得できるのか」と追及。これに対し洪庁長は「文化体育観光部と協議して積極的に改善を検討する」と述べ、公平性に疑問を呈した。
記者=イ・スンフン
写真提供=STARNEWS
(c)STARNEWS
20日、ソウル汝矣島の国会で行われた兵務庁に対する国政監査で、国民の力党の成一鍾(ソン・イルジョン)議員はボーイズグループBTS(防弾少年団)を例に挙げ、「施行令を変えれば兵役を免除することも可能だった」と主張した。
現行の兵役法によると、「芸術・体育要員」とは芸術やスポーツ分野で優れた業績を上げた人物に適用される代替服務制度で、1973年に導入された。現在はオリンピック3位以上、アジア大会1位、または兵務庁長が認定する国際・国内芸術コンクール入賞者が対象となっている。
この日、成議員は「ノーベル賞を受賞しても文学賞や化学賞で兵役免除はされないのか」と質問。これに対し洪昭英(ホン・ソヨン)兵務庁長は「該当しない」と答えた。
すると成議員は「グラミー賞やビルボード、アメリカン・ミュージック・アワードのような世界的音楽賞を受賞しても兵役免除はない。それなのに“名ばかりの国際大会”で1位になっただけで兵役特例の恩恵を受けた人が過去10年間で約210人もいる」と批判した。
現在、芸術要員として兵役特例が認められている大会は35件あり、そのうち11件は韓国内で開催されている。さらに11件のうち5件は参加者全員が韓国籍の国内大会であることが分かった。
成議員は「BTSのように56兆ウォンもの経済効果を生み出した人々には兵役免除を認めず、国益に大きな貢献をしていない人々が特例を受けている現状を、国民がどうして納得できるのか」と追及。これに対し洪庁長は「文化体育観光部と協議して積極的に改善を検討する」と述べ、公平性に疑問を呈した。
記者=イ・スンフン
写真提供=STARNEWS
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