チェ・ジウ、映画『シュガー』で“母の強さ”描く役に挑戦

俳優チェ・ジウが映画『シュガー』（チェ・シンチュン監督）を通じて3年ぶりにスクリーンへ戻ってくる。『シュガー』は、1型糖尿病の診断を受けた幼い息子のために法的・制度的な壁を越え、自ら医療機器の製作に挑む母親ミラの愛と成長を描いた実話を基にしたヒューマンドラマである。

劇中でチェ・ジウは、息子を守るために社会の壁と向き合う母親ミラを演じる。これまで清純で優雅な“メロクイーン”として愛されてきたイメージから一転し、子どものためなら何ものも恐れず立ち上がる力強い母性と、世の中に声を上げる芯のある姿を見せる。華やかさを抑えた真摯な演技は、観客に深い感動をもたらすと期待されている。

近年、バラエティ番組への出演を通じて大衆と親しく交流し、“国民のお姉さん”として親しまれてきたチェ・ジウは、育児への率直な思いや人間的な魅力で多くの共感を集めてきた。『シュガー』は、そんな“人間チェ・ジウ”の真心をスクリーンにまで拡張した作品であり、実際に母でもある彼女は、1型糖尿病の子どもを持つ家族が抱える現実的な苦しみや、子どもを守ろうとする切実な思いに深く共感し、出演を決意したという。

制作は、『マラソン』『閑山：龍の出現』など数多くのヒット作を手がけたプロデューサー、シン・チャンファンが担当し、作品への信頼を高めている。チェ・シンチュン監督は「チェ・ジウが見せるエネルギーは想像を超える。優雅さの裏にある強さと熱い母性愛がミラというキャラクターに完璧に重なった。彼女の俳優人生で最も驚きに満ちた、温かな章になるだろう」と語り、期待感を示した。

映画『シュガー』は2026年1月に公開される予定だ。

記者＝キム・ミファ
写真提供＝News1

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