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「世界中探してもこんな通訳はいない」日本代表出身のエースの本音、42歳の新人イ・ギボム通訳と蔚山ウェールズの日本人4人の特別な1年 [インタビュー]

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울산=김동윤

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蔚山(ウルサン)ウェールズの李基範(イ·ギボム)通訳(左)と岡田明武が10月31日、蔚山文殊(ウルサン·ムンス)野球場でスターニュースと会って取材に応じた。 /写真=キム·ドンユン記者
蔚山(ウルサン)ウェールズの李基範(イ·ギボム)通訳(左)と岡田明武が10月31日、蔚山文殊(ウルサン·ムンス)野球場でスターニュースと会って取材に応じた。 /写真=キム·ドンユン記者

「全世界を探してみても、一人で選手3、4人の通訳を務める人はほとんどいないようだ。 本当に感謝している」

日本代表出身の岡田彰布(33、蔚山ウェールズ)が1シーズンを終えた後、特別に感謝の気持ちを伝えた人がいた。 今年初めて野球団通訳に挑戦し、日本人選手4人の責任を負った李ギボム(42)蔚山(ウルサン)通訳だ。

李基範(イ·ギボム)通訳は先月31日、蔚山文殊(ウルサン·ムンス)野球場でスターニュースに会い、「もともと野球団の通訳を本当にやってみたかった。 多くの球団に面接を受けに行ったが、ほとんどうまくいかなかった」とし、自分の初シーズンを振り返った。

見慣れないことではなかった。 弟の李ギフン(35)氏が2023年から2024年まで三星ライオンズで内藤茂人トレーニングコーチの通訳を務めたからだ。 弟に野球団生活に対する話を聞きながら業務を準備したが、いざ初めての機会を得るまでは時間が必要だった。

そんな彼に手を差し伸べた球団が今年創立した蔚山だった。 特異な点は、最初から日本人選手3人を担当しなければならないという条件だった。 普通、野球球団の通訳は1~2人の選手を務めるのが一般的だ。 それでもイ·ギボム通訳は「むしろ3年分の経験を一度にできるのではないかと考え志願した。 ちょうど機会をくださって感謝した」と笑った。

岡田彰布(上)と長大誠。 /写真=蔚山ウェールズ提供
岡田彰布(上)と長大誠。 /写真=蔚山ウェールズ提供

簡単ではなかった。 イ·ギボム通訳は「一人の選手を逃せば3人とも逃すこともありうるので、いつも緊張を緩めることができなかった」とし「思ったより面白いことも多く、大変な部分もあった。 それでもシーズン全体を振り返ってみると、本当に満足できる、ありがたい1年だった」と話した。

彼が最初から一緒だった選手たちは、岡田と永泰誠(27)、小林珠衣(25)だった。 その後、7月に園優斗(26)が合流し、担当選手は4人に増えた。 国籍が同じだけで、彼らが日本から歩んできた道はまちまちだった。 岡田は広島東洋カープで2017年に12勝を挙げ、日本代表まで経験したベテランだ。 小林は福岡ソフトバンクホークス出身で、ナは日本独立リーグの多勝王出身で蔚山に合流した。 ユウトも日本独立リーグの群馬ダイヤモンドペガサスで抑え投手として活躍し、シーズン途中に韓国を訪れた。

4人の選手は創立初年度の蔚山マウンドでも重要な役割を担った。 岡田は今年、フューチャーズリーグ17試合で6勝4敗1セーブ1ホールド、平均自責点2.40を記録した。 小林は23試合で9勝5敗、防御率2.94を残した。 出場する22試合で8勝3敗、平均自責点3.57に100奪三振で球団創設初シーズン100奪三振記録の主人公になった。 7月に合流したユートも12試合1勝1敗1セーブ2ホールド、平均自責点1.23でブルペンに力を加えた。

小林珠衣(左)と園優斗./写真=蔚山ウェールズ提供
小林珠衣(左)と園優斗./写真=蔚山ウェールズ提供

イ·ギボム通訳は、「性格の違う4人の選手と一緒に過ごした時間が特に面白かった」と話した。 彼は「岡田は長い間プロ生活をしていたためか、本当に紳士的だった。 自分がどこまで助けたいのかを明確に話してくれた」とし「小林は野球少年のようだった。 怒った時は怒り、嬉しい時は喜ぶなど感情表現が率直だった」と説明した。

続いて「出て行く王子様のようなスタイルだった。 ユウトは後で合流したが、他の選手たちがすでに蔚山生活に慣れていて楽に適応することができた」として「4人の選手の性格が全て違って本当に面白かった」と微笑を浮かべた。

韓国生活に対する反応も多様だった。 最も適応しにくかったのは意外にも食べ物だった。 イ·ギボム通訳は「日本の選手たちは赤くて辛い食べ物を苦手としていた。 特に慶尚道にはそのような食べ物が多いので苦労した」としながらも「その他には大部分満足した。 蔚山(ウルサン)が大きな都市で、釜山(プサン)と近く、球団でも生活をよく助けてくれた」と伝えた。

野球場では韓国特有の応援文化が特別な経験になった。 李基範(イ·ギボム)通訳は「日本の選手たちは蔚山に来る前に独立野球などを経験した。 文殊(ムンス)野球場にはファンがたくさん来て、チアリーダーや応援団長もいる。 選手たちも韓国野球特有の応援を経験しながら非常に満足していた」と説明した。

蔚山(ウルサン)ウェールズの李基範(イ·ギボム)通訳(左)と岡田明武が10月31日、蔚山文殊(ウルサン·ムンス)野球場でスターニュースと会って取材に応じた。 /写真=キム·ドンユン記者
蔚山(ウルサン)ウェールズの李基範(イ·ギボム)通訳(左)と岡田明武が10月31日、蔚山文殊(ウルサン·ムンス)野球場でスターニュースと会って取材に応じた。 /写真=キム·ドンユン記者

そんな応援は通訳にも返ってきた。 イ·ギボム通訳は「毎回訪れるファンがいて特別な方式で応援してくれる方々もいた。 選手でもない私の名前を呼んでくれるファンまでいた」として「選手たちを応援するために訪ねてきてくれる方々なので、お願いすることがあれば最大限お手伝いしようと思った」と明らかにした。

日本人選手の長兄の岡田も蔚山での1シーズンを振り返り、通訳の助けを忘れなかった。 岡田は「開幕前からシーズンが終わる今までずっと一緒だった。 日本でプロ選手として活躍していた時も、一人が3、4人の通訳を務めるケースは経験できなかった」とし、「通訳だけでなく、競技場内外の様々なことまで手伝った。 本当に大きな助けを受けたし、感謝している」と話した。

蔚山は創立初年度、フューチャーズリーグ南部リーグ1位を占め、チャンピオン決定戦と蔚山-KBOリーグでいずれも準優勝を収めた。 日本人選手と李基範(イ·ギボム)通訳にも初めて経験した蔚山(ウルサン)での1シーズンが幕を閉じた。

李基範(イ·ギボム)通訳は、「これからも野球との縁を続けたい」と話した。 彼は「日本人選手4人も後で他のところで野球をすることになれば一緒にしたいと話してくれた」とし「どこでどんな形で働くことになるかは分からないが、私は野球が本当に好きな人だ。 また機会が与えられたら、どこでも野球と関連した仕事を続けたい」と話した。

蔚山ウェールズのイ·キボム通訳が10月31日、蔚山文殊(ウルサン·ムンス)野球場でスターニュースと会って取材に応じた。 /写真=キム·ドンユン記者
蔚山ウェールズのイ·キボム通訳が10月31日、蔚山文殊(ウルサン·ムンス)野球場でスターニュースと会って取材に応じた。 /写真=キム·ドンユン記者

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