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遠征チームの打者が安打を打ったが、ホームチームのファンが拍手を送った。 選手は相手チームのファンに頭を下げてあいさつしながら応えた。 12日、ソウル蚕室(チャムシル)球場で開かれた心温まる風景だ。
この日、斗山ベアーズ対ロッテジャイアンツは今シーズンを最後に撤去される蚕室球場の「歴史的な」レギュラーシーズン最後の試合だった。 それとともに、すでに1シーズン最多安打を突破したロッテ·レイエス(32)が、果たして自分の記録をどれだけ増やすかも大きな関心事だった。
1番指名打者として先発出場したレイエスは、2回と4回に相次いで中前安打を放った。 6回には左越え本塁打でシーズン210本目の安打を飾った。

ロッテが7-4でリードしていた8回表1死1塁。 レイエスは再び打席に立った。 彼はボールカウント0-1で相手投手の金ヨンヒョンの中で高い直球(時速143km)を打ち返し、きれいな中前安打を放った。 同日の試合だけで4度目の安打、シーズン記録は211本に増えた。
この時、驚くべき光景が繰り広げられた。 3塁側のロッテファンだけでなく、1塁側の斗山応援席からも拍手が沸き起こった。 自分の応援チームの投手が安打を打たれたのに拍手をするなんて…··· もちろん、すでに斗山の順位が確定して勝敗がそれほど重要ではない試合でもあったが、レイエスの驚くべき集中力と驚異的な打撃技術に相手チームのファンさえ賛辞と感嘆を隠すことができなかったのだ。
感動は続いた。 続いてナ·スンヨプが打席に立った時、ロッテはレイエスの代わりに朴チャンヒョンを1塁の代走に送り出した。 ロッテのダッグアウトに入るレイエスに向かって、今回も3塁だけでなく1塁の観客席からも熱い拍手が送られた。 すると、レイエスは先に3塁側のロッテファンに頭を下げた後、体を回して1塁側の斗山観衆にも丁寧に挨拶した。

斗山のファン、そしてレイエスもお互いに「真のリスペクト(尊敬、尊重、敬意)」を送ってくれたのだ。
試合後、レイエスはこれに対して「野球場に訪ねてきてくれたすべてのファンの方々に対する尊重と感謝の表示だった」として「斗山ファンもやはり熱い応援を送ってくれて、プロ選手として当然に表現しなければならない道理でありマナーだと思った」と話した。
「私の味方、あなたの味方」を分け「他人のせい」だけを前面に押し出す厳しい世の中、45年間ファンと共にした蚕室球場はこのように感動と笑みを残し歴史の中に消えていった。
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